さかさま迷路のしくみ
「さかさま迷路」では、体験者は迷路をなぞる指の動きを直接見ることができず、鏡に映る上下が反転した像として見えます。実際に指を動かす感覚と、目で見る指の動き方が一致しないので、混乱してうまく指を動かせません。
「さかさま迷路」と同じように、視覚情報が反転する「さかさメガネ」を使って人間の認知の不思議について研究している心理学者がいます。左右逆、上下逆の2種類のメガネを使った実験では、どちらが得意かで個人差がみられるといいます。
また、長く続けていると、やがて慣れてうまく対応できるようになるそうです。