ウミウと鵜飼
「鵜飼い」は1300年の歴史を持つ伝統的な漁法で、ウミウ(カツオドリ目ウ科ウ属)をあやつってアユなどをとります。【写真1】
長良川、木曽川、宇治川など全国11か所でおこなわれていますが、そこで使われるウミウを捕獲・供給しているのは全国でただ1か所、日立市十王町の鵜の岬にある「ウミウ捕獲場」です。けわしい海食崖が続く鵜の岬は、渡り鳥であるウミウにとって外敵が少なく、休憩地にもってこいの地形です。【写真2】
春に北方へ、秋に南方へ向かうウミウが立ち寄る時期(4月から6月、10月から12月)に、ウミウの捕獲はおこなわれます。
捕獲技術は日立市の無形民俗文化財に指定されています。