発電機のしくみ
電気を通す物質のそばで磁石を動かすと、動きの向きや速さに応じて電気を流す力が発生します。この現象を電磁誘導といいます。
電線を閉じた回路にして、同じように磁石を動かせば、電線には電流が流れ、さらに束ねてコイルにすれば効率よく電流を発生させることができます。【図1】
連続的に電流を発生させるため、コイルとコイルの間に磁石を置き回転させると、磁石はコイルに近づいたりはなれたりするので、コイルに電流が流れます。これが発電機の原理です。【図2】
このつくりは、実はモーターと同じです。モーターの軸を力で回転させると電流が発生します。
モーターは1873年に発見されました。発電機に偶然に電気を流してしまったところ、回転を始めたことで見つかったのです。