音の波長と高さ
音は物の振動が空気の振動となり(音波)、鼓膜が振動することにより人は音として認識します。
そして、空気がつまった状態(密)とまばらな状態(疎)のくり返しが波のように伝わっていきます。【図1】
波は高い所と低い所があり、高い所がつまった状態で低い所がまばらな状態です。
音の高低は密と疎の間隔(波長)の長さで決まります。波長が短いと高音に、波長が長いと低音になります。【図2】
空気中を音が伝わる速さは、1秒間に約340mとほぼ一定なので、波長が短いと密と疎のくり返す回数(振動数)が多くなり、長いと少なくなります。したがって、音の高低は振動数で決まるといいかえることもできます。【図3】
楽器は、たたいたり、はじいたり、こすったり、吹いたりして空気の振動を生み出す道具です。
多くの楽器は、振動数をかえて音の高低をコントロールするしくみをそなえています。