二項分布と正規分布
上から落ちてきた球がピンに当たって、左右どちらかに同じ確率(1/2)で落ちるとします。これを何段かくり返して、下にたまった球の分布を「二項分布」といいます。
ピンの段数が多いほど、中央が高く、両端にいくにつれてゆるやかに低くなっていく、正規分布(つり鐘の形の分布)に近づいていきます。「正規分布」は、身のまわりで起こる「ばらつき」の分布にしばしば見られます。たとえば、身長が「何cmの人が何人いるか」をグラフにすると、平均身長のあたりが一番人数が多く、それより高い人も低い人もゆるやかに少なくなっていきます。